乗り心地 サウンド 灯火類 キャブレター 電装系 収納性・積載能力
コーナリング 街乗り ツーリング メット 雨の日
乗り心地
シートはいい感じだが,車体が小さいため,速度を上げると前傾になってしまう.
タコが6000rpmを指すあたりから,急に車体が振動し始め,扱いづらくなるが,
「これがこのマシンの味だ!」と言う人もいるらしい.
やはり6000〜7000rpmは扱いにくい.
振動だけでなくパワーも落ち着かない.急に落ちたりする.
だが,その上や下は乗り心地がすごくいい.
下は落ち着いた感じで,上はエンジンに引っ張られるかんじで,
それぞれ楽しむことができる.
やはり規制前の車体だけあって,馬力はかなりのもの.
その気になれば2速で100km/hを超えたり,5速で150km/hを超えることもできる.
ただし,それなりの「覚悟」が必要だが・・・・・
サウンド
回転数の低いところではずぶとく落ち着いた感じの,
高いところでは甲高くとがった感じのいい音が楽しめるが,
なにしろ音が大きすぎるのが難点.
夜は乗るのを控えたほうがよさそう.
このサウンドは,絶対に族と間違われるだろう.
というか,既に数回間違われた.
灯火類
ヘッドライトはフレームに載せてあるため,暗くなったらカーブの曲がる先に注意しなくてはならない.
だが,ライトのあたる範囲は広く,とっても見やすい.高輝度のため,カバーもガラス製となっている.
ブレーキやウインカーなども光が強く,安心して走ることができる.
ただ,この車体は電装系が弱いので,信号待ちなどでは必ず消灯したほうがいい.
まぁ,信号待ちではヘッドライトを消すのが,マナーでもあるし.
キャブレター
弱いという評判は当たってた.
湿度があれば,標高900m付近でも簡単にかぶってしまう.
スロットルを少し開けながらセルをしばらく回せば,回復はするが,バッテリーが減ることを覚悟して行わないといけない.
山へ向かう予定があるならば,出かける前にショップなどで高所用にリセッティングしてもらおう.
((できるのか?))
予算が許せば,FZR純正やFZR社外品を乗せるのも手.
ただし,購入前に必ずショップの人と,乗るかどうか確認すること.
電装系
このバイクは,いくら回したところで充電はされない.
むしろ過充電になってバッテリーを痛めてしまうことにもなるとか・・・
ロング・ツーリングにはブースターが必需品と化す.
また,電装系の要,レギュレータの交換暦が無い中古は,そろそろ寿命が来ていておかしくないので,
予備の購入をオススメする.価格は¥7800(税抜).取り寄せには1週間から10日ほどかかる.
収納性・積載能力
はっきり言って,「少なすぎる!」.
乗りやすさを追及したせいか,車体が小さく収納スペースは全くと言っていいほど無い.
シート下は書類・車戴工具を入れるだけで満杯!
リアシート横にはタンデム用のグリップバーが存在しているだけで,
フックを掛けるものが何も無いから,ネットすら使えない.
今までオフ車に乗っていた人には,これはつらい点だ.
さらにタンクがプラスチック製のカウルで覆われているため,
タンクバッグも使えない.ツーリングの時はつらいです.
コーナリング
前後16インチの小径タイヤは,なれればとっても楽にコーナーをクリアすることができる.
ハンドルの切れ角が小さいから体で車体を回す感じで走れば,大抵のコーナーはクリアできるだろう.
ただし小径タイヤはグリップが少ないので,寝かしすぎた時のスリップには要注意.
やはり先に書いたとおり,ヘッドライトがおいてけぼりをくらうので,
曲がる先には十分な注意を払わなければならない.
街乗り
小径タイヤは,すぐにワダチに足をとられてしまう.
主要幹線道路など,大型車のよく走るところでは注意が必要.
路肩をつかってのすり抜けなどでも注意しなければいけない.
さらに車体が小さいため,対向車がこちらの速度を読み違えることがよくある.
対抗に右折車がいるときは,その様子をしっかりと見極めて,
交差点などに入らないと,病院・遺体安置所直行となる.
ツーリング
小さな車体はロング・ツーリングでも疲れを感じさせない.
足つきもセローよりいいから,疲れることはまず無いだろう.
注意すべきはメカの故障だけだ・・・
メット(おまけ)
フェーザーと同時に,ワイズギアの「ゼニスSA/Z」も購入した.
いままでオフ車用のゴーグル装着タイプを使っていたせいか,
このメットに換えたら,視界がすごく広く感じられる.
そのかわり,サンバイザーが無くなったから,まぶしいと感じる時が少なくない.
フルフェイスでは,珍しい(?)前面があごの所から開けられるタイプで,
休憩時など,メットを脱がずしてジュースが飲めたり,煙草が吸えたりする.
当然メガネもかけやすくなってる.
メガネ着用が義務付けられている人にはオススメの品.
価格は¥19800(税抜・メーカー希望価格).
雨の日
乗り心地はとっても悪い.
多少の雨なら気にしないで済むが,土砂降りの時やその直後などは,最悪です.
まず,プラグホールに雨が溜まっている時は,これを必ず取ってから走りましょう.
信号待ちでは必ず灯火類を全て消し,走り始めてから点けるようにしないと,
簡単にエンジンが止まります.当然バッテリーもあがりやすくなります.
アイドリングもダウンします.1500に設定してある場合,およそ700程度になります.
音は静かですが,エンストしたら周囲に迷惑をかけるので,気をつけましょう.
パワーの起伏も晴天時に比べて倍以上に激しくなってます.
急激な出力上昇には本当に注意してください.